床タイルの納まり-まとめ

床タイルの納まりについて今まで色々と説明をしてきましたが、なんだか話が長くなってしまいました。

ビニル床シートの時はすんなり書き終わったんですけど、項目が進むごとに少しずつ話が長くなってますね。

もう少し簡潔にまとめられるようにしないと……と思いつつ、床タイルについては今回で終了です。

納まりとしてはそれほど複雑ではない床タイルですが、それでも色々と考えるべきことはあります。

特に屋外など水掛かりの部分で使う際には、アスファルト防水なども絡むので、さらに検討項目は増えていきます。

ただ、どんなにデザインが優れている建物だとしても、雨漏りがするような建物では建物失格だと私は思います。

カッコよくて難しい納めをやろうとすると、どうしても水仕舞いで弱点が出てしまいがちなんです。

そういう残念な建物を設計しないように、出来るだけ水まわりには気を使った方が良いと思います。

防水の納まりについてはもう少し後でじっくりと取り上げることにして、今回は床タイルについて簡単にまとめてみます。

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水勾配の基本と勾配の種類

床タイルは耐水性という特性から、屋外や浴室などの常時水がかかる場所で採用される場合があります。

そういう場所では、床タイルの上に水がかかった際に、排水溝まで水を流す為に勾配をつける必要があります。

水勾配を設けないと、そこには常に水が留まることになってしまい、汚れたり滑ったりなど良いことが全然ありません。

なので、床タイル+水掛かりの部屋もしくは屋外については、常に水勾配を意識しておく必要があります。

正直言ってしまうと、水平距離によって少しずつレベルを変えていくという水勾配は結構面倒です。

しかし水勾配を取らなかった場合には、後でもっと面倒な事になりますので、計画段階でしっかりと検討が必要です。

今回は床タイルで水勾配を取る際に、ちょっと気をつけておきたい点について描いてみたいと思います。

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タイル調整をする場合と水勾配

床タイルを割付をする際には、目地の巾を微妙に変えることによって、床面にタイルを半端ものなしで貼ることが出来ます。

ただしこの目地調整は、タイルを1枚づつ貼っていくことを前提とした考え方になります。

なので、100角タイルがタテ・ヨコ3枚づつの計9枚になっているネット貼りという商品には通用しない。

前回はそんな話をしました。

こんな商品があるんだから、もう床タイルがキッチリ貼られているとか、そういう考え方はいらないだろう。

正直言って私はそう思いますが、まあそれでも簡単に調整出来る部分があれば、タイルに合わせて決めても良いとも思っています。

今回はそんな例を少し出して、そのあとで最後の項目の「水勾配」について考えてみたいと思います。

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目地調整という選択肢も

前回はタイル割付をする際の考え方として、半端なサイズをOKとするかどうか、という話をしました。

300角とか200角などの床タイルは、余程運が良くない限りは壁際で半端サイズが入ってしまいます。

仕事ですから運任せはあり得ないので、そうならない為にあらかじめ図面を書く訳です。

図面の中で検討と調整をして、実際には綺麗に納めるのが理想ですね。

ただしその為には壁位置をタイルに合わせるなど、色々と調整しなければならない部分が多くなってきます。

タイルの為にそこまでするべきか、というのが前回の主なテーマでした。

例えば2cm巾のタイルが入るとか、そういう極端な状態にならない限り、それほど納まってない感はないので、それで良いんじゃないか。

少なくとも私は床タイルについてそんな感覚を持っています……別に面倒くさいとかそういう話じゃなくて。

けれど、設計者の考え方はそれぞれですから、タイルはきちんと割れていないとダメ、という人もいるはずです。

そうなった場合には、もう壁の位置を調整するなどして、キッチリと図面をまとめていく必要があります。

どちらが良いとか悪いとかいう話ではなく、これは設計者のポリシーの問題ですから、場合によってはそういう調整も必要になるかも知れません。

ただ、決まったサイズのタイルであっても、割付を調整してきちんと納めることが出来る場合もあります。

まあ出来ない場合もあるんですけど、今回はそのあたりの話を取り上げてみたいと思います。

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床タイル割付と壁位置の関係

前回は床タイル割付図について説明をして、サンプル図面を少し作図して例として出してみました。

こんな図面ですね。

 

タイル割付図の一例

X方向は壁の中心を基準に、Y方向は出入り口の中心を基準にして、小さいタイルが入らないようにした。

そんな方針で割付をしただけですから、このサンプル図面はタイル割として良く検討されているとは言えません。

ただ、今回のような割付の方針でタイルを貼ってるな、と思うような場所は実際によく見かけます。

私としてはこれで全然OKだし、この風除室を通る人の99%はタイルの目地位置を気にすることはないと思います。

前回「目地は目立つ」と書きましたが、目立つと言っても気にする人には目立つ程度の話なんです。

まあ「誰も気にしないから良いです」では、デザインとしてどうなのか、という話ですけどね。

今回はそんな割付について、細かい調整をするのかも含めて、もう少しだけ考えてみることにします。

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