床仕上材の品番決定まで

今まで結構長い間、というか結構なボリュームで、床仕上材の納まりについて色々と説明して来ました。

その甲斐もあって、主な床仕上材についてはほぼ網羅することが出来たんじゃないかと思います。

もちろん触れていない仕上材もあるとは思いますが、それぞれの仕上材ごとの納まりよりも、重要なのは基本的な考え方です。

それがきちんと理解できていれば、ビニル床タイルでもタイルカーペットでも、別に床納まりは変わらないことが分かるはず。

そう言う意味では、仕上材のバリエーションは結構ありましたが、納まりのパターンとしてはワンパターンだと言えるでしょう。

2mm程度の薄い仕上材であっても、石やタイルのような厚みのある床仕上材であっても、天端が揃っているのが床です。

床仕上材の厚みによって仕上の天端が変わってしまうと、歩く時に躓くことになるので、揃えるのは当然のことですが……

その為に、下地であるコンクリートスラブのレベル、そして同じく梁のレベルを事前に検討しておく必要がある。

これが、床仕上げ材納まりの基本的な考え方になります。

長々と説明してきた最後に、基本的な話をしてもあまり意味がないですけど、まあ最後のまとめということで。

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防水工事の重要性と漏水のリスク

アスファルト防水の納まりを検討する際には、床だけではなく立上りも検討する必要がある。

前回はそんな話をして、水を漏らさないという目的を果たすために必要な考え方について書いてみました。

床と壁に防水層を施工することによって、はじめて防水層の存在価値が出てくるので、納まりとしては外すことは出来ません。

ちなみに、どの高さまで防水層を施工するのかは、部屋の用途によって色々と変わってきます。

シャワー室のように高い位置にも水が跳ねる場合は、1200~1500程度まで立ち上げる必要があります。

厨房など、基本的には床に水を流す場合がほとんどで、壁は厨房機器などで隠れるような部屋ならば、300程度でも良いかも知れません。

部屋の用途によって変わるということはつまり、どれだけ水を使ってどこに水が当たるのか、という話です。

その部屋の用途によって、防水層の立ち上がる高さというのは色々と変わってくることになります。

まあ納まりは似たような状態になりますが、目的に沿った防水高さを検討する必要がある、ということです。

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防水層の範囲と立上り

アスファルト防水を施工する部屋の床レベルを下げておく際に、そこに絡む梁も下げておく。

前回はそんな基本的な話を取り上げてみました。

基本的で当たり前と言われそうな話ですが、これが出来ていないと、後でどうすることも出来ない状態になります。

どうして床を下げてるのに梁を下げないの?

そんなまっとうな質問をされた場合に、恐らくきちんとした答えを返すことは出来ないと思います。

最初に部屋の範囲と梁のレベルを確認しておくだけなので、大した手間が必要な訳でもありません。

しかしその労力を惜しむと、後でその100倍くらい大変な状況が待っているので、それは避けることをお勧めします。

建築の納まりを検討する際に求められるのは、そうした当たり前の作業を丁寧にやっていくことです。

もちろんそれにプラスしてスピードも求められますが、スピードは正確さをクリアして始めて目指すことが出来るもの。

まずはたくさんの知識を自分のモノにして、丁寧な仕事をすることを心がけた方が良いと思います。

さて、少し話は逸れましたが、今回はアスファルト防水でもう一つ考えておくべき「立上り」について書いてみたいと思います。

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防水施工範囲と梁のレベル

床のアスファルト防水の納まりについて説明をする時に、床を下げることと排水溝と水勾配の話は必ずセットになってきます。

床のレベルは一番最初に決めておくべきことで、下げる理由としてアスファルト防水層の納まりと排水溝がある訳です。

逆に考えると、これらのポイントを押さえておけば、アスファルト防水を施工する部屋の床納まりは大丈夫ということです。

元々床の納まりとして、それほど難しい納まりではありませんが、ここまで知っておけば問題ないと思います。

ただし、どう覚えるかというのは重要なので、そこはきちんと理解しておくことが肝心です。

単純に「床を下げる必要がある」と覚えるのではなく、「防水層の納まりと排水溝が必要だから下げる」と覚える訳です。

理由を理解しておかないと応用が利かないので、そうした「なぜ」も含めて理解しておくことをお勧めします。

床のアスファルト防水納まりとしては、もうこれで基本的な話が終わったので、書くことはあまりありません。

最後として、床を下げる際に気をつけておきたい点、ありがちな失敗などを簡単に紹介して終わりたいと思います。

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出来るだけシンプルな勾配で

アスファルト防水を施工する部屋では、排水溝まで水を流す為に、床に水勾配を設ける必要があります。

部屋の形状によっては、結構複雑な勾配になることもありますが、タイルや石の場合はそれが難しい場合も多い。

前回はそうした現実的な話をしました。

硬質で形状の決まっている床仕上げ材なので、1ヶ所に向けて両方向から勾配を取ることが難しい。

これは仕上げ材の性質を変えてしまう訳にもいかないので、まあ当たり前の話ということになります。

これはもうある程度は仕方がない話なんですけど、それならば、どんな勾配の形状にすするのが理想的なのか。

今回はそのあたりの話について考えたみたいと思います。

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