LGS壁の仕様と高さの考え方


天井裏まで必要なLGS壁と天井裏までは必要ないLGS壁とでは、高さ制限によって壁の厚さが変わる可能性があります。

仕様については少し後で詳しく説明をしていきますが、微妙に壁が薄くて済むというのは結構大きなポイントなんです。

例えば自宅のプランを考える際には、洗面所などで洗濯機が入るかどうか、洗面台はいくつのサイズを入れるかなどを検討します。

洗面台などは90cm・120cmなどの規格寸法がある為、それを意識しながら無駄のないスペースの使い方をしていく訳です。

それに失敗して10cm程度の隙間が空いてしまうと、そこには何も入れることが出来ないばかりか、掃除もしにくく埃がたまってしまうことに。

だから出来るだけそうした無駄なスペースを排除する、という地道な作業をプランニングで行う訳です。

壁と壁の間で何cm取るか、といった細かい作業をする際に、壁が必要以上に厚いと色々影響が出てしまう、と言うことです。

そうした事を考えると、法的・用途的に必要のない部分やについては、最低限の性能を満たせる壁で良いのではないか。

そんな考え方が出来る訳です。

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天井までの壁で良いかどうか


LGS壁にはたくさんの仕様が用意されている、という話をちょっと長かったですが色々としてきました。

LGS壁の違いを把握して使い分けることによって、無駄なコストをかけないで必要な性能を満たした建物を造ることが出来る。

これがたくさんの仕様がある理由ですね。

適材適所を徹底することによって効率化が進む、というのは人も同じだと思いますがLGS壁にも当てはまるんです。

また、これも重要な要素になりますが、LGS壁の性能によって、壁をどこまで造る必要があるのかが決まります。

基本的に耐火や遮音などの性能を持っている壁は、上の階の床までの壁が必要という考え方になります。

一方でそうした性能を必要としないLGS壁については、天井から下だけ壁があればそれで必要な性能を満たすことに。

この区分はコストにも大きく関連してきますので、LGS壁の区分というのは非常に重要な要素だと言えるでしょう。

LGS壁を場所ごとに使い分けていき、LGSを必要最小限の範囲にすることが出来れば、性能的にもコスト的にもベストではないでしょうか。

今回はLGS壁をどこまで建てるのか、という話をもう少し詳しくしていきたいと思います。引き続きそのあたりの話を進めたいと思います。

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天井裏にも壁が必要な場合もある


LGS壁の仕様選定とコストの関係について、前回は少し極端でしたが例を挙げて考えてみました。

趣味でやっている場合は別ですけど、仕事であればお金のことを意識しないで済ますのは難しいです。

これは建物を建てる仕事でも同じで、すぐに億の単位になってしまう建築の世界では、余計に意識する必要があると思います。

まあ金額が大きい分だけ細かい金額がルーズになりがち、という現実もある訳ですけど、今はそんな悠長なことは言えない時代です。

頭を使って工夫することによってコストが下がっていく、というのがプロの仕事で、そこに価値がある訳です。

…と、当サイトは建物の納まりについて解説するのがメインですから、お金についての話はそろそろ終わりにしましょう。

今までの説明を読んで頂いた方なら、色々な性能を持ったLGS壁があることをもう知っていると思います。

そうした知識を得た次のステップとして、これから説明していきたいのが「LGSをどこまで建てるか」です。

このあたりを考えていくと、やっぱり前回書いたように、全部の壁を同じ仕様にしたくなるかも知れませんが…

まずはLGS下地の原則を考えてみることにしましょう。

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仕様の選択とコストの関係


今までの話の中で、まずはLGS壁の種類について、求められる性能毎にいくつか紹介をしてきました。

建物の用途や構造、建物の規模、そして設置される場所によって壁に求められる性能は様々です。

耐火性能だけが必要とされる壁もあるし、遮音性能も同時に求められる壁もあるし、部屋と部屋を区切るだけの性能があれば良い場合もあります。

そうした様々なシチュエーションに合わせて、LGS壁には様々な仕様と性能が用意されています。

その場所ごとに適切な仕様のLGS壁を選択していく。

こうした考え方が、建物を建てる際には重要になる訳ですけど、ここでもう一つ重要な要素があります。

恐らく建物を建ててもらおうとする人・企業が最も気にする要素である「コスト」ですね。

これを意識しない限りビジネスは成り立ちませんから、今回はLGS壁をコストという視点から考えてみることにします。

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全部のLGS壁を覚えるべきか


前回は片側から施工することで耐火性能を持たせることが出来るLGS壁、Sウォールを取り上げてみました。

片側だけで済むというのはかなり大きなメリットで、シャフトだけでなく色々な場面で選択肢として出てくることになるはずです。

しかし片側にしか石膏ボードを貼らなくて済む、というのは、メリットでもありデメリットでもあるんです。

LGSの中にグラスウールを仕込めない、というのがデメリットのひとつで、これは前回少し取り上げました。

ホテルの「訳あり部屋」などを見ていると、宿泊費が少し安くなる代わりにエレベータの隣の部屋、みたいな場合があります。

どうして宿泊費が安くなるのかというと、エレベータが動くときに出る音がと振動が気になるからです。

ホテル側からも「エレベータの隣はちょっと…」という認識がある訳ですから、出来ればエレベータシャフトは遮音をしておきたいところです。

それを「施工が大変」という理由で片側からしか石膏ボードを貼らないLGS壁にしても良いのか。

これが悩みどころになる場合もありますが、まあこれは建物の用途によって使い分けるしかありません。

例えば工場の廊下に面するエレベータで「遮音をしっかり」というのも、やや過剰だと思われる場合もあります。

しかしその考え方を高級ホテルで適用すると「なぜ遮音をしないのか」となる可能性が高いです。

ちょっと曖昧な気もしますけど、やはりここはケースバイケースで対処していくことになるのでしょう。

Sウォールについての話はこの辺にしておき、今回はもう少し全般的な話をしていきたいと思います。

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