誘発目地について考えてみる

かなりコンクリート化粧打放し仕上の話が長くなって来ました。

書いておきたいことはまだ幾つかあるんですけど、あまりにも長いと読んでもらえない可能性が高くなるんですよね。

もっと簡潔に説明をしていけば良いだけの話ではあるんですけど……

色々な絡みがあることと、私の文章力という問題があって、短い説明というのがなかなか難しいです。

と言うことで、そろそろ次の話題に移っていきたいところですが、最後にもうひとつだけ。

コンクリート工事では避けて通ることが出来ない、誘発目地の話をします。

コンクリート化粧打放し壁を計画する際には、型枠とセパ穴の割付と同時に、誘発目地の位置を決めておく必要があるんです。

型枠の割付と誘発目地の位置はセットで考えるべきことなので、どちらかを抜かして考える訳にはいきません。

まあそれ程大げさな話でもないんですけど、まずは「誘発目地って何?」というあたりから簡単に説明をしていきます。

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型枠の割付と開口の関係とは

コンクリート化粧打放し仕上をする場合の、型枠の割付とセパ穴の割付例を前回は紹介してみました。

型枠を縦向きにするのか、それとも横向きにするのかによって、仕上がった状態はかなり違う雰囲気になります。

そのあたりのイメージを持つ事は設計者の役割ですから、化粧打放しを採用する際には、あらかじめ考えておくと良いでしょう。

セパ穴の位置についても、ある程度型枠に合わせることになる訳ですけど、ある程度イメージを持っておくことは必要です。

コンクリート化粧打放しのセパ割について、基本的な部分はこのあたりの話で終わりだと思います。

ただ、石でもタイルでも同じなんですけど、割付というのは色々な部分が絡んでくるのが普通です。

面積が広い部分の一般的な割付例を出しても、実際の業務にはあまり役に立たない場合が多い、というのが正直なところ。

なので今回は、型枠とセパ穴の割付に関連する、いくつかの要素を紹介しておこうと思います。

まずは出入り口や窓などの開口と型枠の割付について考えてみましょう。

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パネコート900の納まりを考える

コンクリート化粧打放し部分を検討する際には、型枠の割付とセパ穴の割付が必要になってきます。

と言うことで前回は、パネコートの規格サイズが600×1800の場合、一般的にはどんな割付になるかの例を挙げてみました。

建物は広い面の壁だけしかない訳じゃなく、凹凸や開口などもあって、なかなか理想的なモジュールの割付は難しい。

それでも、セパ穴の割付を検討するにあたっては、基本的な方針があるのとないのとでは全然違います。

基本方針がしっかりと固まっていないと、いくら長い時間をかけて検討しても、あまり効果がないですから。

そうした方針をベースとして、開口があったり目地があったりする部分をどう考えていくのか、という部分を考える訳です。

これは以前にも同じ事を書いたと思いますが……

やっぱりこうした検討をコンクリート工事の前段階で完了させるのは、なかなか大変なことなんですよね。

出来ればコンクリートの位置だけをまずは押さえておいて、仕上の細かい納まりはもう少し後でじっくりと検討したい。

これが正直な意見ではないかと思います。

さて、前回は600×1800のパネコート規格サイズで例を挙げましたが、今回は900×1800のパネコートについて考えてみます。

 

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型枠割付の一般的な例とは

前回は、コンクリートを打設するために造る型枠の一般的な納まりを簡単に紹介してみました。

コンクリートを流し込む際にかかる力は相当な大きさなので、それに耐えられる程度のピッチでセパレータが必要になってきます。

一般的には600ピッチ程度でセパレータを入れる必要があって、それが最終的な仕上でも見えてくる訳です。

セパレータを施工する際に必要となる穴、という事で「セパ穴」と呼ばれることが多いです。

そのセパ穴位置をどうするかを検討する図面を「セパ割図」と呼びます。

又は、セパレータの位置は当然Pコンの位置と同じになるので、「Pコン割」と呼ばれることもあります。

型枠パネルの割付と言うことで、「パネル割」と呼ぶ人もいて、どれが正解なのか正直良くわかりません。

……というか、どの表現も正解なのでしょう。

建築用語というのは、全く同じ意味なのに色々な呼び方がある、という言葉がたくさんあります。

「セパ割」と「Pコン割」もそれと同じで、最初は戸惑うことになるとは思いますが、覚えて慣れるしかありません。

今回はそんなセパ割図の一例を出してみたいと思います。

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型枠の一般的な納まりを考える

コンクリート化粧打放し仕上の壁納まりを検討する際には、まず型枠の割付をどうするかの方針が必要です。

パネコートのサイズは「二六版」と呼ばれる600×1800か。「三六版」と呼ばれる900×1800のどちらか。

それを縦方向に並べるのか横方向に並べるのか、というあたりをまずは決めておいて、細かい部分は図面上で確認していくことになります。

ちなみに「二六版」とか「三六版」などの数値は、尺貫法での数値を表しています。

一尺というのは10/33mなので約303mmで、二六版というのは二尺×六尺で600×1800なんです。

まあ正確な数値で言えば606×1818になりますけど、細かい部分にはこだわらなくても良いでしょう。

石膏ボードの規格サイズは910×1820で、三六版という考え方で規格品を作っていることが分かります。

パネコートのサイズと並べる向きを確認したら、もうひとつ検討すべきなのがセパ穴の位置です。

これも仕上面に目立って見えてくる要素ですから、きちんとした計画をしておく必要があるんです。

今回は、そもそもセパ穴ってなぜ必要なのか、というあたりの話から入ってみようと思っています。

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