UL工法の一般納まり図


前回はUL工法の基本的な流れと概要について、簡単にではありますが説明をしてみました。

こうして工事の流れとか概要を説明している私自身は、実際にULスタッドを建てた経験がありません。

しかし、どういった流れで工事が進むのかの知識は持っているので、とりあえずはそれで充分なんです。

実際にULスタッドを建て込む際に、どのようなことに気をつけて施工をすれば良いのか……

そうした、もっと現場よりの実務的な知識や経験が必要になる作業もあるとは思いますが、図面だけであればそこまでの知識は必要ありません。

図面と納まりを考える場合には、それぞれの工法が持つ特徴と、納まりの図面が頭に入っていればそれでOKです。

と言うことで今回は、コンクリート下地にUL工法を採用した場合、どのような納まりになるのかを取り上げてみます。


■UL工法の基本納まり図

まずはUL工法の一般的な納まり図を挙げてみますが、下図のような納まりになっています。

UL工法の一般納まり図

ULスタッドとコンクリート壁の間に隙間が開いていますが、その隙間にスポンジを入れて、スポンジとの間にボンドを注入します。

この隙間を調整することで、コンクリート面から石膏ボード面までの寸法を調整することが可能になります。

カタログによると、コンクリート面からULスタッドの面までの寸法は、13mm~30mmまでとなっています。

石膏ボード12.5mmを張る場合には、コンクリート面から石膏ボード面までが25.5mm~32.5mm。

上図で30mmに設定したのは、まずまず中間くらいの寸法という事と、あまりギリギリを狙うのは難しいからです。

GL工法の時にも書きましたが、コンクリート壁面が平滑に仕上がっている可能性は非常に少ないもの。

だからこそ、施工誤差があっても困らないように、少し大きめに逃げておくという配慮が必要になってきます。

まあ30mmでもダメな場合はありますけど、コンクリートを施工する際の凸凹を、その上の下地で吸収できる訳です。

これは施工精度という面で非常に大きな事なんです。

 

■石膏ボード2枚張りの場合

UL工法の下地に石膏ボードを2枚張る場合でも、考え方は基本的に全く同じで、下地の位置は13mm~30mmです。

だから当然、石膏ボードの仕上げ面は室内側に出てくることになって、下図のような納まりとなります。

UL工法の一般納まり図(2枚張り)

微妙にスポンジ部分の寸法を変えているのは、石膏ボードの面までの寸法を丸めているからです。

別にコンクリート面から石膏ボード面まで39.5でも構わないんですけど、図面として押える寸法は出来るだけ丸めた方がシンプルです。

小数点があってもなくても、寸法が決まっていれば、それに合わせた位置にULスタッドを建て込むだけ。

0.5mm単位の精度で下地を組むこと自体が難しいですから、それなら分かりやすい数値の方が良いと私は思っています。

ここの寸法を40にした場合、別の部分で小数点が入る可能性は高いですけど、まあこれは仕方がないことです。

 

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