塗床(ぬりゆか)のメリットとデメリット


前回は塗床材について、どんな特徴なのかとか、どんな部屋に採用されるのかなどを簡単に説明をしました。

今まで説明してきた、ビニル床シートやカーペットに比べると、ちょっと特殊な床仕上材という感じですね。

グレード感もそれほどないし。

デザインを主に考える設計者にしてみれば、塗床というのはきっと「機械室とか厨房の仕上材」というイメージしかないと思います。

仕上げ材に「塗床」と記入して、あとは性能を満たした商品を選定して、色のバリエーションはもうワンパターンという。

まあ実際にそうした性質を持っている訳ですから、そのイメージは決して間違いではありません。

ただ、塗床を施工した部屋で、まだ耐久性を求めるような使い方をしていない状態だと、見た目はそれほど悪くないんですよ。

グレーの塗床で艶があるタイプとかだと、ピシっとフラットな状態で仕上がってかなり綺麗です。

ちょっと小さい写真ですが、グレーの塗床だとこんな感じになります。

 

塗床の一例  塗り床はこんな感じ

 

まあグリーンはちょっと「いかにも塗床」みたいな感じになって、それほど美しいとは言い難いですけど。

グレーはそれなりに悪くないと思いませんか?

さて、今回はそんな塗床の続きということで、塗床のメリットや納まりについて考えてみることにします。


■塗床のメリット

これは少し前回の話とダブりますが、床仕上材として塗床を採用するメリットには以下のような点が挙げられます。

・硬質である

・耐久性がある

・継ぎ目のない床仕上

・色もそこそこ選べる

目的が下地コンクリートの保護ですから、何よりも重要なのは耐久性ということになります。

とは言っても、どんな条件のもとでの耐久性が求められるのかは、施主の要望によって様々です。

きちんと施主からヒアリングをして、目的にあったグレードの製品を採用する必要があります。

 

■塗床のデメリット

これはもう仕方がない話ですが、塗床のデメリットというのはただ一点、これしかありません。

・デザイン的には今ひとつ

でもこれは目指している方向性が違うだけの話で、決して塗床が仕上材として劣っているという訳ではありません。

フォークリフトが毎日走り回るような場所では、床仕上材がヘタれないことが何よりも重要です。

毎日水洗いをするなど清潔さが求められる厨房でも、やはりデザインより性能が優先されます。

だから塗床を選定するということです。

いくら見映えの良い仕上材を選定したとしても、数年後には見る影もないようでは仕上材として失格ですから。

そういう意味で考えれば、場場所によっては、長い目で見ると優れたデザインと言えるのかも知れません。

 

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