表面仕上-本磨きと水磨き

前回は床石納まりを検討する際に知っておいた方が良い知識として、石の種類をいくつか紹介してみました。

よく使われる石種はやっぱり大理石と花崗岩ですが、床石だけを考えると花崗岩がほとんどになるかも知れません。

前回も少し書きましたが、大理石はいくつかの理由があって床の仕上材には向かないんです。

・比較的柔らかく耐摩耗性が低い

・表面処理は本磨きがほとんどである

表面処理について説明をするよりも前に、本磨きという言葉が出てきてしまいましたが……

本磨きというのは石材を研磨して艶を出す処理のことで、石の色とか柄などがよく分かる仕上になります。

要するに自分の顔が映り込むくらいツルツルに磨く訳で、仕上げとしては非常に美しい状態になります。

ただし滑りやすい状態になってしまい、雨の日などで表面が濡れたりするともう最悪の状態になります。

デザインも大事ですけど、メンテナンス性や安全性も同じかそれ以上に大事なので、床に大理石はあまり採用されません。

石の仕上を検討する際には、石種と同じくらい「表面処理」も重要な要素になってくるんです。

ということで、今回は石の表面処理について、代表的なものを幾つか紹介してみたいと思います。


■石の表面処理

石材の表面処理には色々な種類がありますが、大雑把に分けると仕上げ方法は4種類あります。

その大まかな区分の中にもう少し細かい分類があって、基本的に石の表面仕上げはその細かい分類で呼ばれることが多いです。

●研磨仕上

研磨仕上というのは読んだままですが、石材の表面をダイヤモンド砥石で磨く処理をすることです。

研摩仕上には本磨きと水磨きがあります。

・本磨き

非常に艶のある美しい仕上がりで、複雑な石の模様もはっきり分かる状態になります。

ただ、本当に鏡みたいにツルツルの状態になるので、石の色にもよりますが、自分の姿がはっきりと石に映り込みます。

これがイヤだと思う方も中にはいると思います。

・水磨き

表面に艶がない仕上がりになり、石の模様も本磨きに比べるとほんの少しぼんやりします。

壁一面を水磨きの石で仕上げると、やっぱり本磨きが良いかな、みたいな気分になる場合もあります。

まあこれは個人的な意見ですけど、水磨きは基本的にアクセントで使うのが良いんじゃないかと思っています。

研摩仕上げはほとんどの場合上記の2種類になり、大理石の壁などは基本的に本磨きになります。

天然石を本磨きで仕上げると、艶があって石の模様も美しく、高級感のある仕上がりはさすがという感じです。

ただし先程も説明したように、研摩仕上げはその表面形状と防滑性能から、あまり床仕上げには向きません。

床石とはあまり関係のない表面仕上げで終わってしまいましたが、研摩仕上げから先の仕上については次回に続きます。

 

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