防水納まりで気を付ける点とは

建物の中で水を使う部屋がある場合、下階に水が漏れないような対応をしておく必要があります。

それを建築では「防水」と呼びますが、この防水の納まりがなかなか面倒だったりするんですよね。

もちろん前回も書いたように、建物の中に水が漏れないようにすることは何よりも重要な要素です。

だからいくら面倒な納まりでも複雑な納まりでも、建築に関わるプロとして必ずやらなければならないことです。

こういう話は自分の家で考えてみるとすぐに分かります。

自宅を新築してすぐに水が漏れた場合、家を建てた会社に当然文句を言うことになりますよね。

その時に建築会社が「防水の納まりは複雑で面倒だから、防水工事はやりませんでした」と言われたらどう思うか。

それは当然「プロなんだから面倒とか言うな」と思うはず。

だから、防水の納まりが面倒だったり複雑だったりした場合でも、それはプロとしてやらなきゃいけない事なんです。

と言うことで、今回は防水納まりの基本的な考え方などについて、色々と書いてみたいと思います。


■防水の納まりで気を付ける点


防水を施工する部屋があった場合、建築の納まりを考える人がまずやっておく必要があるのが以下の確認です。


・コンクリートスラブのレベルは下がっているか

・関連している梁は下がっているか

・周囲の壁下地は何か

・勾配はどうなっているか

・床と壁の仕上材は何か


とまあ色々と確認すべきことは多いですけど、何よりもまずは床と梁のコンクリート天端レベル。

これが下がっていないとどうにもならないので、まずはこの最も基本的な部分を確認しておくことをお勧めします。

 

■アスファルト防水とは


なぜコンクリートスラブが下がっているかを確認するのかというと、防水をする部屋は仕上材の下に施工するモノが多いからです。

床仕上材を他の部分と同じレベルにするためには、その分だけコンクリートを下げておく必要があるんです。

大体150~200程度は下げておくのが無難じゃないかと思います。

防水の施工方法は色々あって、部屋の仕様などによって変わってきますが、「アスファルト防水」と呼ばれる工法が一般的です。

アスファルト防水と言っても工法は本当に様々で、そこまで細かい分類を覚える必要はありませんが……

基本的にはアスファルトという材料をコンクリートの上に塗って、それが硬化して水を通さなくなる、という考え方です。

アスファルトというのはこんな感じの材料です。

アスファルトはこんな材料

これを温めてドロドロにする訳ですが、これはもう匂いがあまり良くないのですぐに分かります。

建築を仕事にしている人は、工事現場でこの匂いがしたら「もう防水やってるのか」と思うんじゃないかな。

そんな材料を施工して、その上にも色々とあるので、まずはコンクリートが下がっている必要がある訳です。

もう少し詳しい話は次回に続きます。

 

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