型枠割付の一般的な例とは

前回は、コンクリートを打設するために造る型枠の一般的な納まりを簡単に紹介してみました。

コンクリートを流し込む際にかかる力は相当な大きさなので、それに耐えられる程度のピッチでセパレータが必要になってきます。

一般的には600ピッチ程度でセパレータを入れる必要があって、それが最終的な仕上でも見えてくる訳です。

セパレータを施工する際に必要となる穴、という事で「セパ穴」と呼ばれることが多いです。

そのセパ穴位置をどうするかを検討する図面を「セパ割図」と呼びます。

又は、セパレータの位置は当然Pコンの位置と同じになるので、「Pコン割」と呼ばれることもあります。

型枠パネルの割付と言うことで、「パネル割」と呼ぶ人もいて、どれが正解なのか正直良くわかりません。

……というか、どの表現も正解なのでしょう。

建築用語というのは、全く同じ意味なのに色々な呼び方がある、という言葉がたくさんあります。

「セパ割」と「Pコン割」もそれと同じで、最初は戸惑うことになるとは思いますが、覚えて慣れるしかありません。

今回はそんなセパ割図の一例を出してみたいと思います。


■パネコート600の場合


セパ穴のピッチは600や450が一般的で、これはなぜかというと、型枠のピッチと合っているからです。

割付の展開図を描いてみるとよく分かりますが、型枠とセパ穴のピッチが合っていないと、どうにも割付が出来ないんです。

だから、型枠サイズにセパ穴のピッチを合わせた、という表現の方が自然なのかも知れません。

例えば600×1800のパネコートを縦に並べる場合、セパの位置はこんな感じになるのが普通です。

 

セパ割の一例(縦張り)

 

まあ開口とか目地などを考慮していないので、こんなに綺麗に割付が出来ることなんて滅多にないですけど……

それでも一般的な考え方としては、パネコートピッチに合わせてセパ穴を計画する、という感じです。

 


■縦でも横でも考え方は同じ


パネコートが600ピッチで、セパ穴も600ピッチということで、極力同じモジュールを繰り返していく方針で検討を進めます。

ちなみに、外壁がコンクリート化粧打放し仕上で、設計段階であらかじめパネル割を意識している場合もあります。

そんな場合には、通り芯の寸法が6000など、パネコートがきちんと割り切れるモジュールになっている場合もあります。

素晴らしいですね。

そうなっていると、割付は結構スムーズに進み、見映えもかなり良い状態になる可能性が高いです。

先ほど紹介した例は、パネコートを縦に並べたパターンでしたが、パネコートを横に並べる場合も考え方は同じです。

 

セパ割の一例(横張り)

 

一般的なパターンとしてはこのようになって、型枠の向きに関わらずセパ穴のピッチが変化しないことがよく分かります。

 

これに開口のサイズを合わせるとか、目地位置を合わせるなどの検討も必要ですが、まずは基本的な考え方をここでは覚えておきましょう。

 

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