前回は「株式投資ブログ」についての話が大半を占めてしまい、建築の納まりとは全然関係ない話になってしまいました。
そもそも「無駄話を色々」というカテゴリに入れてある話なので、基本的には建築の納まり図とはあまり関係ない話にはなるんですけど…

それにしても話が脱線しすぎというか、あまりニーズがなさそうな話なので、株式投資についての話は前回で終わりにしておこうと思います。
得られる利益に対するリスクのバランスが良いかどうか、これが人によって非常に大きく違ってくるため、株式投資は万人におすすめ出来るものではないんですよね。

ただし…

株式投資はあえておすすめはしませんが、将来のことを考えてなんらかの行動をしておいた方が良いのではないか、という気持ちは非常に大きいです。
その行動が何かはひとそれぞれですけど、現状維持を考えるだけではかなり危険ではないかと当サイトでは考えています。

もちろんこうした話は人によって考え方が違ってくるものではありますが、今回はそのあたりの話を少しだけしてみたいと思います。

■建築業界の状況

恐らくこれは建築業界に関わる仕事だけに言える話ではありませんが、特に建築業界は先行きが不透明とずっと言われ続けている業界です。
理由は色々ありますが、大体以下のような要因が挙げられます。

・日本の国土は狭いので建物を建てるスペースには限りがある

・そんなに新築の建物が必要なくなる

・職人さんの高齢化

・大変な仕事なので若い方が建築業界に入ってこない

こうした話はかなり昔から言われていることで、だからそのうち今あるゼネコンは半分になるなどの話が消えないんです。
とは言っても、今現在私でもプロとして食べていけている業界なので、今すぐどうこうという問題はないんですけどね。

もちろん建物を建てるという仕事がなくなる事はない、というのは頭では理解出来ているつもりです。
しかし人口がこれから減るかも知れないという時代にあって、新しい建物をバンバン建てるのが正解なのかどうか…

建物は無限のニーズがあるのか

これは正直私には分からないんですけど、考えてみると「もしかしたら仕事自体は少なくなってしまうかもな…」と感じることはあります。
ビジネスというのはお客さんのニーズに沿った商品やサービスを提供することで、はじめて成り立つもの。

「建物を建てたい」というニーズが減っていく中で、それがビジネスとして成長していくことが可能なのかかどうか。
これが建築業界の先行きを心配する方の意見ではないかと思います。

そう言われると少し心配になってきますよね。

■危機感を持つかどうか

ゼネコンが建物をつくる工事全体を請け負って、それぞれの工事に細かく分けて下請け業者に仕事を流していく。
こうした組織のあり方にもいつか限界が来るんじゃないか。

建築業界に関わっている私は、常にそうした危機感と焦りににた気持ちを持って仕事をしています。
といっても毎日焦っているわけでもなくて、ふとそうしたことを考えてしまう程度の話ですが…

このままだとゼネコンはお金の計算しか出来なくなるんじゃないか、という気がして、それが危機感を感じさせるんですよね。
コストの管理は非常に重要な仕事なので、当然欠かすことなど出来はしないんですけど、それ以外の仕事まで手が回らない状況になるのではないか、という心配です。

これは結構現実味がある話ではないかと思います。

ただ、そうした先行きを心配しても、具体的に私がどうこうして解決出来るような話は残念ながらひとつもありません。
心配するだけで出来ることがないようでは意味がないので、気にはしつつも、まずは自分が出来ることから対応をしていくしかないんですよね。

この先言われるように建築業界の先が全然なくなってきて、仕事が激減していく状況になったとしたら…
そのときに慌てて他業種の仕事を探しても、恐らく収入はダウンすることになる可能性の方が絶対に高いですよね。

ではどんな対応をしておいた方が良いかというと、会社から貰う給料だけに頼らないで、もっと全然違う部分から収入の柱を作っていくこと。
これを個人個人で真剣に考えておくことをお勧めします。

まあそう簡単には今の体制が変わる訳ではないので、そんな心配は杞憂に終わるかも知れませんが…
それだったらそれでも全然良いので、万が一の準備だけはしておきたいものです。

■リスクヘッジは色々

私の場合はそうした対応のためにやっているのが株式投資であり、まあ他にも色々である訳ですけど、これは人によってそれぞれ違うはずです。
もしかしたらそれが不動産投資なのかも知れないですし、もっとシンプルに仕事が終わった後で別の仕事をすることかも知れません。

こうした対策がそう簡単に上手く行くはずはなく、仕事をきちんとこなすのと同じくらい難しいことだとは思いますが…
給料がなくなるとか低くなるなどした時に、生活が傾いてしまわないようなリスクヘッジは必要だと思います。

その手段をどうするかは人によって違いますが、対応しておいた方が良いのは共通で言えることではないかと思います。
だからと言って「ぜひとも株式投資をしましょう」と無責任におすすめするつもりは全くありません。

下手したらむしろお金が減ってしまうことになったり、精神的にキツくて本業に影響が出たりする可能性もあるので、結構リスクは高めです。
株式投資はそうしたリスクを負うことになるし、他のことで収入を得ようとする事にも時間的なリスクがあります。

一概に「皆でこれをやりましょう」というのがないので、自分で色々と考えていくしかありません。
自分が好きでやることじゃないと続くはずはないので、それぞれ自分にあったやり方で収入を作っていく。

もしくは、会社に全てをかける。
そこには色々な選択肢があると思うので、毎日を何となく過ごすのではなく、自分に合ったやり方で色々と動いてみることをお勧めします。

多分その方が面白いですよ。