建築の図面は色々ある

当サイト「建築の納まり図集」では、建築の各所納まりについて図解付きで解説していこうと考えています。

納まりのバリエーションは本当に多岐に渡るので、全部のパターンについて触れることは難しいかも知れません。

でも、基本的な納まりさえしっかりと押さえておけば、後はそれを応用していけばある程度は分かるはずです。

そういう考えがあるので、まずは基本的な部分の納まりについて、出来るだけ分かりやすく解説していこうと思っています。

後は解説する私の知識がどこまでのレベルにあるか、というあたりですが、まあ基本的な納まりなら大丈夫じゃないか。

少しの願望を込めてそんなことを考えています。

ただ、細かい納まりの話に進む前に、まずはその納まりを表現する「図面」について簡単に触れてみます。


■図面には色々ある

一口に「図面」と言っても、それには様々な種類があります。

だけど当サイトは「建築の納まり図集」ですから、扱う図面は基本的に建築関連の図面ということになります。

私は建築関連の図面に関わる仕事をしているので、建築以外の図面については何も説明することが出来ないですし。

ただ、建築の図面と言っても、やっぱりその種類には色々あります。

その図面の種類は、建築の中でどんなファクターに属しているかによって、かなり大きく変わってきます。

もし今これを読んでいる方が建築に携わっている方であれば、そんなことは百も承知だとは思いますが……

そして、自分がどの図面に関わっているかも知っているはず。

でも、まあ最初ということもあるので、まずは簡単にそのあたりについて書いてみたいと思います。

まずは建築の役割分担による図面の種類から。

 

■建築工事の流れ

建物を建てる為に必要なステップは、かなり大きなカテゴリー分けをすると、以下のような感じになります。

・設計

・施工

・維持管理

要するに、どんな建物を建てるかを考えるのが設計で、それを実際に建てる工事をするのが施工、という感じ。

維持管理というのは、建物が完成してからその建物をどのように維持していくか、という部分になります。

それぞれのカテゴリーによって、必要な図面は少しずつ変わってくるので、まずはこの項目毎に説明していきます。

 

■設計

まず、ある建物をこれから建てようとした場合に必要になってくるのが、どんな建物を建てるかという基本方針です。

建物の大きさとか何階建てかとか、構造はRC造なのかS造なのかとか、そういった根本的な部分です。

そのあたりの方針は、以下に挙げる幾つかの条件によって変わってきます。

・建物はどんな用途なのか

・敷地の形状

・どんな地域に建てるのか

・法的な制限はどの程度あるか

細かい点を挙げていくとキリがないですけど、要するに施主がどんな建物を望んでいるか、という点が一番大きい条件です。

要望された建物を、敷地条件や法的な条件に沿って、最も効率よく建てる為にはどんな形状が良いのか。

そのあたりを細かく検討していき、具体的な形を作っていくのが「設計」という業務になります。

……この話は次回に続きます。

 

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