S造・RC造のフローリング納まり

前回はフローリングの納まりとして、まずは根太工法について、断面図と一緒に説明をしました。

私はあまり(というかほとんど)木造住宅のプロジェクトに携わらないので、これ以上詳しい説明が出来ないのが正直なところ。

なかなか1人の知識で色々なことを紹介するのは難しいですね。

木造住宅については、ボロがたくさん出ない内に、このくらいで終わりにしておきましょう。

ちなみに説明するのを忘れていましたが、フローリングの厚みは12mmが多いので断面図も12mmとしています。

でも、選ぶ商品によってはもっと厚い場合もあるし、逆に12mmよりも薄い場合もあります。

断面図は標準的な寸法を元にしていますので、採用する仕上材によって適宜読み替えをお願いします。

今回はRC造やS造の場合のフローリング納まりについて、同じく断面図を交えて説明していきます。


■直貼り工法

次に紹介する納まりは、RC造やS造の集合住宅などで、コンクリートスラブがある場合に適用されます。

この工法名からすぐに想像がつくと思いますが、コンクリートスラブに直接フローリングを貼り付ける工法です。

断面図としてはこんな感じになります。

 

直張り工法

 

直張り工法はシンプルで分かりやすい工法なんですけど、現実的には少し問題があるんです。

それが施工精度という問題。

コンクリートスラブは実際のところ、上図のようにビシッと水平になんて施工出来ないもの。

こんな整った世界は図面の中にしか存在しないんです。

実際に自分の目で見るとよく分かりますが、まあ結構なデコボコが表面に見える場合が多いですね。

だから直貼り工法を考える際には、コンクリートスラブの精度がかなり重要になってきます。

その為のクッション材なんですけど、これでも吸収できないデコボコがあった場合には、ちょっと困った事になります。

そうならない為に、コンクリートスラブはもう少し下げておいて、後でレベル調整をした上に直貼り。

そんな選択肢もあります。

 

■置き床工法

これは先ほどと似たような話になりますが、マンションなどの集合住宅では、スラブがある程度下がっていることが結構あります。

プラン変更して水廻りを移動しても、床を下げてあれば、ある程度までは対応が出来るというメリットがあるんです。

そうしたマンションなどにフローリングを施工する場合には、下がっているスラブの分だけ何かで嵩上げする必要があります。

そうすると、こんな感じの断面図になる訳です。

 

置き床工法の納まり

 

下がっているコンクリートスラブから支持脚を建てて、その上にパーティクルボードと呼ばれる板を敷きこみます。

そしてその上にフローリングを貼っていくという流れです。

支持脚の上に床を置くようなイメージから、この工法は「置き床工法」と呼ばれています。

支持脚の高さによって様々なタイプの商品があって、微調整も当然できるようになっています。

なので、コンクリートスラブの表面がデコボコになっていても、支持脚の調整ですべて吸収することが可能。

後は支持脚の性能ですが……

振動を伝えにくい商品があったり、パーティクルボードの上にさらに板を張って剛性を高めたりと色々あります。

と、非常に長くなってしまいましたが、フローリングについてはこれで大体説明出来たと思います。

端部についても書きたいところですが、これは巾木の方で説明するので今回は止めておきます。

次回からは床タイルについて色々と書いてみようかと思ってます。

 

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