排水溝廻りの納まり図

前回はアスファルト防水の納まり図ということで、床の基本的な断面図を紹介してみました。

コンクリートスラブの上にアスファルト防水層、その上に断熱材と押さえコンクリートとなり、最後に床仕上げ材。

それでこんな納まり図になりました。

アスファルト防水の納まり図

スラブの下げ寸法とか断熱材の厚みなどは条件によって色々ですが、大体似たような納まりになると思います。

最後に排水溝と勾配について簡単に触れましたが、今回はそのあたりについてもう少し詳しく話をしてみたいと思います。


■排水の考え方


水を使う部屋には、使った水をどこかに流す為の設備が必要ですが、その前に床の水を集める為の排水溝が必要です。

例えば平面図で排水溝を配置を表現すると、こんな感じで排水溝が設置される事になります。

水回りの平面図例

まずは床に勾配をつけて排水溝に水を集めておき、排水溝の中にも勾配を設けて目皿から配管に接続する。

そんな納まりになります。

床の勾配は図面で描くよりも実際は複雑で面倒なんですけど、これはもう仕方がない部分ではないかと思います。

勾配の折れ線などが出る場合も多いんですけど、タイルでそれをやるのは結構大変なんです。

ちなみに排水目皿というのは、こんな感じの金物で、恐らくどこかしらで見たことがある物体だと思います。

排水目皿の詳細図

これはかなりシンプルな納まりで、場合によってはトラップと呼ばれる設備が必要な場合もあります。

例えば厨房などでは油をたくさん流すことになるので、そのまま排水をすることは出来ません。

グリースとラップと呼ばれる設備を通過させることで、油を無くした状態の水を排水することになります。

 


■排水溝の標準断面


ちなみに排水溝部分の標準断面図はこんな感じになります。

排水溝の一般断面図

受け枠をコンクリートから固定しておき、その受け枠に蓋を載せていくという納まりが一般的です。

排水溝の巾は上図では150ですが、使う水の量などによって巾を広くしたりの調整をします。

あまり広いのは意匠的にイマイチなので、出来るだけ巾は狭い方が良いとは思いますが。

蓋の材質や形状は色々ですが、良くあるのは「グレーチング」と呼ばれる格子状の蓋。

ステンレスグレーチング

表面はデコボコしていて滑り止めの処理になっていて、隙間からは水が流れ込むような形状になっています。

水回りだからステンレスグレーチングか、もしくは樹脂製のグレーチングが採用される場合もあります。

 

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