LGS壁の特徴は何か

このカテゴリで取り上げるLGS壁について説明をする前段階の話として、まずは「そもそもLGSって何なのか」を前回は考えてみました。
ここでもう一度おさらいをすると、LGSというのは以下の単語の頭文字をとった言葉になっています。


Light(軽量)

Gauge(規格)

Steel(鉄)


つまりLGSとは軽量鉄骨の規格品ということになる訳です。
LGSはあくまでも鉄で出来た壁下地材なので、それだけで壁として機能することはなく、表層に石膏ボードを張る必要があります。

もちろんLGSはそのために用意された下地材なので、石膏ボードとセットになってはじめて壁としての性能が発揮出来るようになっています。
石膏ボードを張っていく前の状態として、LGSが施工された状態も写真で紹介してみました。

こうした写真などを見るとなんとなくLGSというのがどのような材料なのか、どのように使われるのかがイメージ出来るのではないかと思います。
こういう材料なんだな、という感じで、目で見て納得することは結構重要なことなんですよね。


■知識を持つことにプラスして

図面を描くことを仕事にしてしまうと、作図する対象を自分の目で見る機会が自然と少なくなってしまいがちです。
図面を描くのは結構時間と集中力を必要とする作業なので、なかなか現物を見に行く時間が取れない、というのがその大きな理由です

しかしその状態に甘んじていると、自分が描いている図面で表現している材料について、作図する側がなにも知らない、みたいな状況になってしまいます。
もちろんそれでも知識があれば図面としては成立するので、これが致命的な問題になることはありませんが…

それでも気の利いた図面を描いていくためには、やはり自分が今表現している線がどんなものを意味しているのかを知っておいた方が良いです。
知識として持っておいて、それにプラスして自分の目で見て納得している。
そういった状態になると図面の精度も高くなるのでおすすめです。

知識の有無が差を生む

こうした話は本当のことなので、出来るだけ自分が作図する対象は、自分の目で見て手で触れてみた方が良いと思います。
自分で見たこともなくて、どんな特徴を持っているのかすら知らないようなものを図面上で上手く表現していくことが出来るか。

これは当たり前の話なんですけど、やはり難しいと言うしかないんですよね。

自分の目で見て頭の中でイメージが出来ていれば、それを図面としてまとめる為に必要な時間も短くて済みます。
なんのためにその図面が必要なのかを把握しておくとなお良いです。

図面を描くプロとして色々な効果が期待出来るので、まずは「現物を見ること」を意識しながら仕事を進めていく。
これが非常に重要なのではないか、と私は思っています。

今回は、出来るだけ知識を増やしておきたいという目的があるので、LGS壁の特徴をいくつか紹介していきます。


■LGSのメリット

LGS壁を採用することによって得られるメリットにはどのようなものがあるのか。
これを確認していくと、やはり最も採用される壁納まりになっているだけあって、本当に色々なメリットが存在します。


・コンクリート壁と比べると手軽に施工が出来る

・コンクリート壁に比べて壁厚が薄く済む

・コンクリート壁に比べて軽量である

・乾式工法である為施工に必要な期間が少なくて済むい

・壁の強度も充分にある

・様々な性能のLGS壁が用意されている


まずはなによりも重要な要素として、コンクリート壁と比べると手軽に施工が出来る、というメリットがあります。
これはもう本当に大きいです。

さらに壁厚が薄くて済むし軽量であること、そして様々な性能を持つLGS壁がある、というあたりがLGS壁の強力なメリットだと言えます。
どうしてもコンクリート壁と比較して、という表現をすることが多くなってしまいますが、これはもう仕方がないのかも知れません。

一般的な壁というと、大抵の人がRC下地かLGS下地を想像するはず。
そうした現実がある訳ですから。LGS壁とコンクリート壁はお互いにどちらが優れているか、比較されるのはやむを得ないでしょう。


■LGSのデメリット

次にLGS壁が持っているデメリットがどこにあるのかですが、まあこれも「コンクリート下地壁に比べて」という話になります。


・壁の強度では劣る

・鉄筋を含んでいるので鉄なので湿気の多いところに弱い

・高さ制限がある


LGSはあくまでも軽量鉄骨ですから、コンクリートの壁に比べて強度が劣るのは当然のことだと言えます。
その点だけを見て「デメリットです」と言って良いのかはかなり微妙なところですが、そうした特徴がLGS壁にはあります。

錆びにくいとは言っても、やはり鉄であることに違いはないので、積極的に水分のある部分で採用は避けたいところ。
そしてこれは後で詳しく解説しますが、LGSはその幅によって建てることが可能な寸法が決まっています。

GL工法ほど制限はきつくないですけど、5mを超えるような壁の場合には、大きな補強が必要になるという欠点があります。

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