タイルの大きさと目地

床タイルを施工する際には、下地となるコンクリートスラブのレベルを下げておく検討をしておく必要があります。

その際に、どんな納まりで下地レベルを決めるのかも考えておくと、後で話がスムーズに進みます。

まあ現実的な選択肢としては、少し大きめに下げておいて、後で敷きモルタルで調整が良いかも知れません。

設計段階ではそれが最適、ということに間違いはありません。

しかしコストを考えた時には、ギリギリを狙うという選択肢がない訳ではないので、検討の余地はあると思います。

ただしこれは設計段階ではなく施工段階の考え方ですから、設計はそれほどシビアにならなくても大丈夫です。

今回は床タイルの納まりを考える際に考えておく項目として、製品によるサイズの違いを取り上げてみます。


●製品によるサイズの違い

タイルという一括りの中には、外装壁タイル、内装壁タイル、外装床タイル、内装床タイル、という区分があります。

壁に使うタイルを床に施工することは出来ないし、床タイルを壁に貼ることは可能ですが、デザイン的におかしいので現実的ではありません。

そうした区分の中には、さらにタイルのサイズという分類があり、その選択肢は非常に多岐に渡っています。

小さいタイルはモザイクタイルと呼ばれ、25mm角程度のものや、もっと小さいサイズのものもあります。

大きいサイズになると、400mm角などのサイズもあって、雰囲気としてはほとんど石みたいな製品もあります。

床タイルは基本的に壁に較べると少し大きめのサイズが多く、200mm角とか300mm角などが多いです。

そして当然厚みも製品毎に微妙に違う為、納まりを考える際にはタイルのサイズをしっかりと把握しておく必要があります。

 

●目地の巾について

また、床タイルの納まりがビニル床タイルやカーペットタイルと決定的に違うのは、「目地」があるかどうかの違いです。

目地=めじ です。

もちろん厚みとか施工の必要寸法など、タイルだけが持っている納まりのポイントは多いですが。

目地の存在を抜きにしてタイルの納まりを語ることは出来ません。

タイルというのは様々な大きさがありますが、大きくてもせいぜい400mm程度になります。

そんなタイルを床一面に貼る場合には、当然ですが大量のタイルを貼っていく必要があります。

どんなパターンで貼っていくのかはデザインにもよりますが、基本的には縦横を揃えて並べていくことになります。

タイルを並べる際には、タイル同士で少し隙間をあけて並べていくのですが、この隙間を「目地」と呼びます。

隙間には基本的にモルタルやセメントを詰めていく訳ですが、これを「目地材」と呼びます。

 

タイル目地のイメージ

 

上図の黒っぽいラインが目地材で、目地材の色はタイルの色に合わせて選ぶことが出来ます。

タイルは周囲の温度によって微妙に伸縮をするので、目地なしでタイルを敷き詰めると、タイルが伸びた時に割れてしまいます。

また、製品の精度も完璧ではなく多少のばらつきがあるので、そのばらつきを調整する役割もあります。

タイルの納まりを考える中で、目地というのは一番やっかいなものだと個人的には思っていますが……

必要不可欠なものですから、無視するわけにはいかないんですよね。

 

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