RC壁の特徴と大変なこと


ちょっと話が長くなってしまいましたが、前回は壁の種類ごとに異なる特徴を知ることの重要性について書きました。

RC壁を採用するか、それともLGS壁を採用するかによって、その部屋の性能は結構違うものになります。

LGS壁ならば薄く済む壁なのに、RC壁を採用したばっかりに、壁厚が厚くなってしまい、後々の改修も大変になる。

そんな場合もあるはずです。

もちろんその逆の話もあって、RC壁ではなくLGS壁を採用した為に、音や振動が隣の部屋から漏れてきて困る、という場合もあります。

まあこれは少し極端な例ではありますけど、どちらの場合もその部屋に求められる性能を考慮しきれなかった事が原因です。

求められる性能と現実がミスマッチだと、後々建物を使う側から苦情が来るケースに繋がるので、出来れば避けたいところです。

その為に必要になってくるのは、求められる性能を満たす壁の仕様を、自分の頭の中に入れておくことです。

これはそれ程難しいことではないので、まずは大まかな壁の仕様と特徴を覚えておくことをお勧めします。

まずはRC壁から。


■RC壁

RC壁というのは要するにコンクリートで作られた壁のことを指していて、重くて堅牢な壁というのが一般的なイメージになります。

コンクリートの壁というのは、今書いた内容とかぶりますが、以下のような特徴があります。

・重量がある為遮音性能などに優れる

・施工後は硬質な壁になるため防水性に優れる

・防犯上も効果が高い壁である

・柱や床などを作る時に施工が必要になる(事前に決定が必須)

・後で壁位置を変えるのが非常に大変

こうしたRC壁の特徴を考えると、壁位置を変える必要性が少ない外壁などに適している壁と言えるでしょう。

後はその遮音性能や止水性などから、機械室など常に音が出る機械を設置する部屋や、水を使う部屋などに使われることが多いです。

ただ、コンクリートというのは、施工前は流動性のある状態ですが、施工後は当然非常に硬質な壁となります。

その為、後で壁の位置を変えたいと思った場合には、その壁を全部壊すことになって、それがかなり大変な作業になります。

私の自宅では、浴室廻りの壁が全部RC壁になっていて、改修工事をする際それを「はつる」工事がもう大変でした。

音と振動がもの凄いんですよね……

これは自宅の工事風景ではありませんが、これと似たような状況が3日くらい続きました。

自分自身が騒音に不快になるのもそうなんですけど、近所から苦情が来るんじゃないかと思ってヒヤヒヤでした。

振動で関係ない部分のタイルが剥がれたりと、かなり面倒臭いことになった記憶がまだ鮮明に残っています。

まあ私の自宅の場合は、浴室に防水工事をする必要があったので、RC壁を選択するのは当然のことなんですけどね。

改修工事でユニットバスに変えたので、周囲の壁はLGS壁でも木下地壁でもOKということになりました。

と、ちょっと私の話に逸れてしまいましたが、RC壁を後で改修しようとすると大変、という話でした。

RC壁は様々な性能を満たす壁なので、先ほども書きましたが外壁や区画壁など、広い範囲で採用されることになるはずです。

 

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