LGS仕様を先に決めておく理由


前回はLGS壁の下地であるLGSの仕様と、その使い分けの基本的な考え方を紹介しました。

LGS50型  : 高さ 2.7m以下(ただしボード片面のみ)

LGS65型  : 高さ 4.0m以下

LGS90型  : 高さ 4.5m以下

LGS100型 : 高さ 5.0m以下

LGSの仕様と使い分けの考え方については上記のようになっているので、場所ごとに適切な部材を選定する必要があります。

これらの条件を頭に入れておき、各所納まりの検討をする初期の段階でLGSの仕様はきちんと決定した方が良いです。

LGSの仕様によって壁の厚みが変わってくる訳で、壁の厚みが変わると色々なところに影響が出てしまいますから。

今回はそのあたりの、LGSの仕様によって各所にどんな影響が出るのか、というあたりを簡単に紹介してみます。


■壁厚に影響を受ける要素

LGSの仕様に影響を受ける要素としてまず思い浮かぶのは、部屋の入口に必ず設ける建具です。

例えばドアの枠などは、一般的には下図のような納まりになってくるので、壁厚によって変わってきます。

建具廻りの納まり

しかしLGSの仕様を間違えていて、壁の厚みが途中でコロコロと変わってしまうという状況になると、かなり大変な事になってしまいます。

図面上では、オートキャド(AutoCAD)のストレッチコマンドでさっと図形を修正してあげればOKです。

ほんの1分くらいの時間があれば、壁厚も含めて綺麗に図面を修正することが出来ます。

しかし図面上で修正できたとしても、工場で制作してきた現物はそのままの大きさで変わるはずもありません。

まあこれはどのタイミングで変更になるのかによりますけど、設計段階を過ぎて施工段階のある時点からは、そうした変更の影響が非常に大きくなります。

時間とお金がかかる状況になって、そのお金をだれが支払うのか、という面倒な問題も出てきます。

なので、変更があったとしても図面の中で完結するくらいのタイミングで、きちんとLGSの仕様は押えておくべきなんです。

 

■実際に経験あります

上記の話はかなりリアルですけど、そんな経験をしたことがあるんですか? と聞かれてしまうと……

実際には色々な条件があって、私は結構この手の失敗を経験したり、誰かの失敗の影響を受けたりしています。

まあこれは時期によっては非常にツライものがあります。

出来ることならば、そうした情けない失敗など経験しないまま済ませておきたいところですよね。

その為にはこうした知識を蓄えておき、それを実行するスキルというか時間の管理方法が必要になると思います。

が、そのあたりの話は当サイトで扱うようなものではないので、まずは色々な知識を得られるように話を進めます。

LGSの仕様と使い分けのルールを知った後は、壁の高さを決める為の条件を知っておく必要があります。

が、これについては色々な条件についての知識がもう少し必要なので、ちょっと後で取り上げることにします。

次回は石膏ボードの仕様について触れてみましょう。

 

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