タイルサイズと目地の関係

前回は床タイルのサイズについて考えることと、タイルには目地があるという話を簡単に紹介しました。

目地という言葉はタイルだけに使われる訳ではなくて、建築納まりの様々なシーンで登場してきます。

ちょっと面倒くさいイメージがあるんですけど、どの納まりも非常に重要な要素ですから、出てきたらしっかりと覚えておきましょう。

床タイルのサイズを考える際にも、目地の存在はきちんと検討するべき要素になっています。

ということで、今回は目地とタイルサイズの関係を紹介します。


●実際のサイズと目地込みのサイズ


タイルの商品カタログを見ると、タイルは大抵「100角」とか「150角」などと呼ばれていることが分かります。

でも、それがそのままタイルの大きさという訳ではない、というのがタイルの分かりにくいところ。

タイルの大きさというのは、目地の巾を含めたサイズを指すことが一般的になっています。

例えば100角タイルの場合には、目地巾が4mmで実際のタイルが96mm前後になることが多いです。

イメージとしてはこんな感じ。

 

タイルサイズのイメージ

 

こういう状態を「目地込みで100角」というような表現をするので、納まりを考える際には注意が必要です。

ただ、タイルメーカーは色々とありますが、全部のメーカーが目地込み寸法表記をしている訳ではありません。

中には100角タイルというから目地込みと思っていたら、タイルの大きさが100mmだという場合もあります。

この統一されてない感じが、分かりにくい一番の原因なんですが……

例えばイタリアから輸入するタイルとか、そういうモノが目地込みじゃないパターンが多い気がします。

日本のメーカーで、輸入物ではない製品の場合は、大抵目地込みのタイルサイズ表記になっているはず。

カタログを見ると、こんな感じで書かれています。

 

タイルカタログの一例

 

上記のタイルだと、目地込寸法(目地共寸法)が150mmとか300mmになっているのが分かります。

そして右側に「実寸法」の表記があり、それぞれ145mmと295mmになっています。

つまり目地巾は5mmが標準ということです。

目地込み寸法についてはややこしいことと、表記が統一されていないことがあるので、間違いの原因になります。

特に、次回説明する「タイルの割付」を検討する際には、タイルの寸法を正確に把握しておく必要があります。

なので、まずはどんな製品を採用するのかを、カタログとサンプルを合わせて決めておくこと。

もしくは、決定権のある人に決めてもらうことが、建築の納まりを決める上で重要になってきます。

ちなみに、タイルのカタログを見たい場合には、TOTOかINAXの建築関係者用サイトを見るのが一番良いと思います。

そこなら誰でもオンラインカタログを見ることが出来ますし、登録なども必要ないですから気軽です。

一度じっくり見てみると面白いですよ。

 

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